デリカシー

イワオーレでも講談でも

どうしても僕は個性的に

なりがちですが、

僕は僕の唯一の

オリジナルで居る事に

居心地の良さや

自由を感じてるので

真似されるのがとても嫌です。


僕は人のテリトリーを

荒らしたくないし、

だからこそ独自の路線に

なってるし、

それが自由人の

プライドだとさえ思ってる。

誰にも干渉しないし

誰も傷つけないし

競争もしない。


でもわざわざそこを真似する

踊りのおじさんが居て、

イワオーレの時から

僕の真似をしたがってて

その時は我慢してたけど、

講談まで真似しようとしたから

あまりに執拗で

もう無理だと思いました。


僕には僕の個性や

芸があって作品があって

それを守る為には

いかなる犠牲も厭わないし、

表現は僕にとっての生命です。


踊れないけど

体面を保つ必要があって

真似するんだろうけど

そんな陳腐なものには

何の価値もないし、

こっちはそんな安っぽい気持ちでやってない。

人が大切にしてるものを

汚されると

傷つくしムカつきます。

その気持ちは遂に

理解されなかったわけです。


今までも僕が切ってきた人は

山ほど居ます。

要はみんなデリカシーが

なかっただけ。

今、

デリケートな人に

関わる仕事をしていると

良く分かるけど、

人を傷つけないように

気を配るのが当たり前で、

それが出来ないガサツな人は

やっていけない。


でも芸能の世界では

そう言う繊細さがある人は

とても少ないんですよね。

今の不祥事とか

見てれば分かるでしょ?

一見アートっぽいから

繊細に思うかも知れないけど、

アートやってる奴なんか

ほとんどいないし、

中身はドロドロしてるし、

見栄の張り合い、

足の引っ張り合い、

権力を欲しがったり、

金欲しがったり、

人を踏み台にしたり、、

そいつらに

一々デリカシーがないって事を

説明するのも馬鹿馬鹿しい。


だから、

もう僕はそう言う人達とは

違う所に行きたいんです。

しかもそこには1人で行きたい。

だってそこはデリカシーを

表現する場だから。